by Canon EOS-1D & D60
| 2004年06月10日 | ゴーヨン担いで仕事へ | |||
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梅雨入りした東京はどんよりと曇り、ジメジメとムシ暑いイヤ な季節だ。それでも雨が降らない限りは朝の観察を欠かせ ない。ツミがダメになり、渡りの波も過ぎてゆき、すっかり観る べきものが乏しくなったこの頃だが、フィールディングは継続観 察が重要。そしてフィールドに精通した先に何が見えるか。 今日もコアジサシに会おう、そして先日よりもマシな写真を 撮ろうと思い、ついに今まで仕事前の観察では使っていなか った500/4を担いで出陣。必然的に一脚も装備に加わり、 いつもよりもかなり重い荷物となった。通勤通学の人々の呆 れたような視線を尻目に、撮影に入る。コアジサシは何回 か来てくれたが、一脚での飛翔撮影はなかなか至難の技だ 。何回か頂いたチャンスを生かし切れていない。それでは、 さらに三脚を持って来るかというと、それは厳しい。観察と撮 影を終えて電車に乗り、今日一日活動してみて、既に重さ と量の限界だろうと思われた。これに三脚まで加わると、仕 事ができなくなるほど疲れそうだ。もっとも、ダイエットしたい 人にはお薦めできるかも知れない。朝の観察を始めてから 身体が引き締まったのだ。 |
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| 2004年06月8日 | スカイハイ | |||
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早朝観察。土曜日にツミの巣を2つ見つけた自信から、繁 殖放棄したペアも近隣で再び繁殖活動に入っているはずと の希望的観測をもって、いつもより行動範囲を広げて歩き 回った。それなりに林が残っている場所もあるのだが、環境 的にツミの繁殖には向いていない。やはり、少し遠くまでい かなければ見つからないようだ。代わりに見つけたのはハシ ブトガラスの巣立ち雛だった。虹彩が青っぽくキレイで、人間 を怖れず邪心のない印象を受けた。至近でカメラを向けたり 、少しからかっていたら、親鳥が真上に来て怒っていたので 、やめた。梅雨入りしてジメジメした中をイヤな汗をかきなが ら歩いた。カワセミもカイツブリもいつも通りいるが、何か満た されない想いが残る。と、その時にコアジサシの優雅な舞を 見つけた。ひらりひらりと舞い、クルっと向きを変えて池にダイ ブし、魚を採ろうとしている。これで青空だったら最高なのに 、そう思いながら、通勤通学の通行人の波の中でシャッター を切った。 |
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| 2004年06月5日 | 飛べ!ツミ! | |||
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郊外の森にツミを見つけた。以前に観察したペアとはいろい ろな部分で異なっており、やはりある個体を継続観察したこ とでその種の全てを把握したと思うのは早計なのだと思い知 らされた。ここはツミが抱卵しているすぐ何本か隣の木でカラ スが抱卵しているという冷戦状態。ただ、カラスも都心部の それよりも純粋で、ツミの攻撃にはタジタジになっていた。奇 妙な共存関係が継続し、どちらの新しい生命も無事に巣 立ってくれると良いと思った。姿、周辺環境、営巣木、鳴き 方、餌の調理方法、餌の受け渡し、多くの行動が以前の ペアと異なり、非常に興味深いものがあった。自宅から歩い て行ける距離ではないので、継続観察は難しいが、ぜひと も雛が無事に巣立つ姿を観てみたい。人為的な関与が悪 影響し、悲劇を招くあの悪夢の光景は二度と観たくはない 。 |
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| 2004年06月4日 | エンニオ・モリコーネのコンサート | |||
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イタリアの偉大な音楽家、エンニオ・モリコーネのコンサートに 出かけた。師に敬意を払い、正装で行くつもりだったが(日 本人は不粋なので、ちょっと格好つけたい)日中の最高気 温が29℃と知って、ジャケットのみに変更。76歳のモリコーネ だから、ひょっとすると日本公演は最後になるかも知れない 。ここで聴かずにどこで聴く!と肩に力を入れて東京国際フ ォーラムへ、MTVの初年の仕事をした想い出のある会場だ 。素敵な老人が現れ、公演がスタート。思い入れのある武 蔵の曲からスタートし、海の上のピアニストの聞き覚えのある 曲、アンタッチャブルの曲、ああ、この人は数多くの名画を創 ってきた一人なのだなぁと実感。マカロニウエスタンが流れ、 休憩を挟んだ後に、曲順の予想に反していきなりニューシ ネマパラダイス。フルオーケストラの公演は大迫力で、5列目 という好席で音に痺れる素敵な夜だった。ただし、職業病 でどうしても写真の撮り方などを考えてしまい、今一つ音に 集中できなかったのが残念。モリコーネは本当に撮りたい、 魅力的な職人だった。 |
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| 2004年06月2日 | 恒例朝の観察 | |||
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早起きして出勤前の公園へ。今日はいつも歩かない方を センサス。アオゲラの巣、コゲラの巣を探すが、短い時間で 見つかるはずもなく、樹上で♀を追い掛けるオシドリの♂を 見つける。公園の池に出ると、巣立ちしたばかりのシジュウ カラの幼鳥が懸命に枝にぶら下がって餌をついばんでいて、 カイツブリの別のペアが営巣しているのを見つけた。こちらの ペアは繁殖失敗を繰り返しているらしいが、今回も巣の場 所が露出し過ぎていて、慎重さに欠けるように思われた。 それでも、伊達に歳を重ねていないはず。何とか繁殖を成 功させて欲しい。先着のペアはすっかり大きくなった子供た ちを連れて潜水の実習にいそしんでいた。 |
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| 2004年05月31日 | 風の強い日 | |||
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久しぶりに早起きして出勤前の公園へ。風が強い朝、午後の 記者会見用の重い機材を担いで、いつもよりもゆっくりと公園 へ歩む。いつものように、中間地点にあるセブンイレブンでフラバ ン茶とこだわりおにぎり2ヶ入りを購入。いつもであれば、公園に 入った所のグランド脇のベンチに腰かけ、ランニングやラジオ体 操の老若男女を眺めながらこの朝食にありつくのだが、今朝は 砂埃が凄いので場所を変えた。一通り、フィールドをセンサスし てみるが、やはり風が強いためか鳥の気配は希薄に思えた。特 筆すべきものはなかったが、シジュウカラとムクドリの巣立ち雛が あちこちで賑やかで、親から餌をもらう光景が目についた。カイ ツブリの巣は流されたのか、風に飛ばされたのか、原形をとどめ ていなかったし、幼鳥の姿も見えなかったので、時間をもてあま してしまったが、そうだ!カワセミ探そうと思い立って数分歩いた ら、首尾良く♂を見つけた。まあ、こんな朝も悪くないと思いな がら駅へ向かった。カイツブリの幼鳥はいつの間にか巣の跡に 戻っていて無事を知らせてくれた。午後は映画デイ・アフター・ トゥモローの記者会見。俳優はまだまだ日本ではマイナーだが、 花束贈呈でDAY AFTER TOMORROWのヴォーカル、misono が出席したのが、なかなかシャレが効いていて良かった。 |
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| 2004年05月23日 | 年に一度の大仕事 | |||
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今年も私の仕事で最も大変な大一番、MTVジャパンの VIDEO MUSIC AWARD JAPAN 2004の撮影に臨んだ。会場 の東京ベイNKホールに正午に集合し、打ち合わせや下見の 後、恒例のレッドカーペットの撮影が始まり、少しの休憩の後、 イベント本番の撮影。それは23:00近くにまでなり、撮った写真 1,900枚!新兵器のEOS-1D markIIはここでも大いに実力を 発揮してくれたが、撮影後の処理と納品が大変なので、あえて Lではなく、M1で撮影した。この仕事が楽しいのは独りではこな せず、気の合うカメラマン仲間と共に攻略すること、そしてチー ムの一員として気持ち良く仕事させてくれるMTVジャパンのスタ ッフとの一体感を味わいながら『最高の祭り』を楽しみながら仕 事できることに尽きる。祭りを撮る愉しみ、それは何か?音とパ フォーマンス、観客のノリに合わせてシャッターを切る快感であり 、長丁場が終わった後の達成感である。多くの一流アーティス トやセレブと対峙できるのが楽しみだが、サプライズでジャネット ジャクソンまで出てきてビックリ!これからも続けたい良い仕事。 |
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| 2004年05月19日 | 今日もカイツブリ | |||
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飽きずにカイツブリを観察しに出かける。現場には最近常 連のYさんが張り付いていて、今朝の状況を教えてくれた 。冴えない空模様の中、今日も雛たちは元気に暴れ回っ ていて、通行人を微笑ませている。今日は先に産まれた 兄貴分2羽が親鳥に潜水を習っているのを確認。下の2 羽もすぐに真似をし始めることだろう。その内に、横行して いる餌付けの主犯格の人物がパンを取り出しカイツブリに 与えようとするので、やめるようお願いした。第一、パンな んて食べないのだ。すると、この御仁、カモにパンを与え始 めた。この地の悪しき習慣はあっという間に20羽ほどのカラ スを招き、通勤や通学の人々を威嚇する有り様。こういう ことをするから池が富栄養化で汚れるし、カラスが人を怖 れなくなって、食べ物を持っている子供を日光の餌付けさ れた日本猿のようになめてかかり、威嚇して食べ物を奪お うとするし、ツミの繁殖妨害の原因にもなっている。この無 知な御仁に、カラスに餌なんて与えないで下さいと注意し たが、とぼけられてしまった。問題解決の道は遠い。 |
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| 2004年05月18日 | カイツブリの雛たちは順調 | |||
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自然観察に主観や先入観は大敵である。理論、理屈 や思い込みなどを超えた事が起こり得るのが自然の世 界。先日、繁殖放棄したツミに関しても、万が一がある かも知れないと思い、念のために現場へ行ってみた。原 因となったであろうカラスの巣を確認し、その後ツミの巣を 覗くとキジバトが抱卵中で、確信はさらに強くなった。 99%繁殖放棄は間違いないが、それでも違った角度か らの視点を捨てないことが多くを見逃さない意味で重要 だと思う(でも、本当は哀しい...)。まあ、観察者の私 はやるせないが、こんな営みが日々淡々と行われている のがワイルドライフなのだ。気分を取り直して池で子育て を続けているカイツブリを観に行く。4羽の雛たちは順調に 育っていて、兄弟だけで池を泳ぐ事も多くなってきた。両 方の親が巣を離れると、餌を求めに出かけるようになる。 巣から離れた水面に集まり、親鳥をさかんに呼ぶ。親が 餌を採ってくると、そこへ泳いでいき、餌を受け取るという 光景が多くなってきた。産まれた順に身体の大きさが違う のが顕著に判る。 |
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| 2004年05月17日 | ブラッド・ピット『トロイ』記者会見 | |||
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久々のプレス。先日観てきた『トロイ』の記者会見で、主演の ブラッド・ピット、共演のエリック・バナ、ダイアン・クルーガー、ロー ズ・バーンらが来日。朝11:00からのプレスは受付が10:00からと 早めだったが、ここの所、早起き早朝観察が習慣になっている 自身としては望む所だった。現に6:00に起きて機材を担いで出 かけ、8:00台には六本木の現場へ到着。しかし、上には上が いるもので、私の並び順は20番目であった。うーむ、やはり記者 会見で最前列を確保するには受付の3時間以上前に現場入 りしなければならないのか...生ブラッド・ピットを見るのは98年 の東京国際映画祭以来5年半ぶりで、当時は未だプロ活動を 始めていなくて観客席からだったので、今こうしてプレスとして再 会できるのが楽しみだった。ところが、この日はハプニングがあっ た。11:00スタートが11:30に変更とアナウンスされたのはいいが、 待てど暮らせど始まる気配はない。その内に知らせが入って、 ブラピが腹痛で様子を見ているとの事、場合によっては会見を 中止することもあるという。結局、12:30から他のキャストだけで 会見がスタートし、ブラピとの再会はかなわないのか...と落 胆しながら取材した。1時間後会見が終了する頃、彼はひょっ こり姿を見せ、頑張って取材に応じてくれてホッとさせられた。 噂としては食あたり→風邪による胃炎とのことだったが、どうも 昨晩シャンパンを飲み過ぎたようで、週刊新潮にグラスを数本 並べて呑みまくる姿がスクープされていた。要は二日酔いだった のか(笑)うーん親近感を覚える(笑)この日撮影した写真は アメリカの大衆紙、New York Daily Newsに掲載された。 |
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| 2004年05月15日 | やるせない結果 | |||
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晴れ。7:35〜9:30。森の空気が違った。小鳥やヒヨドリ、 ムクドリが今まで観られなかったようなリラックスをみせてい て、何か猛禽類の支配する張り詰めた空気感が感じら れない。ツミの気配はなく、周囲のカラスも好き勝手に遊 んでいるように感じられた。巣に雌の姿は認められず、狩 りに出ていると思われる雄も一向に戻って来る気配がな かった。まさか...嫌な想像は現実のものになった。ほど なくキジバトがツミの巣に入り、さえずり始めたのだ。ツミが 繁殖を続けていれば、こんなことを許すはずもなく、繁殖 放棄を確信させられた。雨で観察を見送った昨日、何 かが起こったに相違ない。色々な意味で期待していた繁 殖は実にやるせない結果となってしまった。後で知り合い に聞いて判ったのは、昨日7:00頃にツミの巣の周辺でカ ラスが大集会をやって騒いでいたこと。きっと、カラスの総 攻撃を受け、ツミたちはこの地での繁殖を断念したのだ ろう。公園に横行する餌付けと、地域のゴミ問題がこの ような形で健気に繁殖しようとしていたツミの想いを無残 にも断ち切ったことを この上なく遺憾に思う。 |
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| 2004年05月13日 | やかましいゲスト | |||
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曇り→高曇り。7:15〜8:50。今朝は風が強く、全般に 鳥が少なく感じられた。カイツブリを観に行ったら、昨日 は気配がなく抜けてしまったと思い込んでいたオオヨシキ リのやかましいさえずりがしたので、カイツブリそっちのけで 姿を探した。幸いにもこの種はさえずり出すとヨシの茎を 登ってきて、姿を見せてくれる。期待に違わず、この個 体も遠い距離ながら、姿をかろうじて見せてくれ、喉の 奥の赤まではっきりと見えた。珍客がいつまでいてくれる かは判らないが、頑張って毎朝、早起きして自然観察 していると興味深い出会いがあるもので、やはり早起き は三文の得だと再認識させられる。 |
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| 2004年05月12日 | ツミ健在! | |||
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晴れ/高曇り。7:13〜8:35。再びつがいのツミのその後 を継続観察するべく、森へ。他日のハシブトガラスによる 卵略取にもメゲず、彼等は一生懸命に繁殖活動を続 けていた。この日も餌の受け渡しと交尾が観察された。 観察を続けていて最近判ってきたのは、♂が狩りから戻 り、獲物を♀に渡す時間帯が最も危険ということ。♀の 出巣で卵が無防備になるという直接的な危険もさるこ とながら、受け渡しの際は必ずカラスが来るのだ。それま では危険圏内に寄り付かなかったカラスが侵入してくる のはなぜか。獲物の生肉の血の臭いがカラスを呼んでし まうのに相違ない。この時間帯は注意して観察したい。 同時にこの地で食事をすることはとんでもないし、ゴミが 落ちていれば拾って持ち去らなければならない。カラスを 招く要因を徹底的に排除することが、ツミたちの繁殖成 功に貢献するのだ。この日は♀が巣を空けて目線ほど の低い木にじっとしていて、やきもきさせられた。 |
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| 2004年05月11日 | カイツブリの子育て | |||
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ちょっと気分を変えて、カイツブリの子育てを観に行った。 幼鳥は4羽で、ほとんどは親鳥の背中に隠れているが、た まに外へ出て来る。まだまだ頼り無いのだが、産まれてほ どなく水に浮かべる遺伝子は優秀で、何日かすると親鳥 がいなくとも、気ままに泳いでいる。それでも、親鳥が近く に来ると、背中に乗りたがるプログラムが遺伝子に刻まれ ているらしく、懸命に親の尻を追いかける。観察者として は、運が良ければ4羽全てが親鳥の背中に乗って、池を 遊覧している光景に出会える。私は未だ観た事がないが 、微笑ましい光景に違いない。カイツブリの巣の周囲はヨ シが少しだけ茂っているが、なぜか、こんな狭い環境にオ オヨシキリが入っていて、朝からやかましくさえずっていた。カ イツブリがキョトンとしていて、面白かった。夜はブラッド・ピ ット『トロイ』のマスコミ試写を観てきた。ホメロスの壮大な 叙情詩『イリアス』を現代の技術でスケール豊かにビジュア ル化した大作。3000年も前に既に人間の争いの虚しさを 描いた名作は現代に通じる普遍的なテーマだ。 |
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| 2004年05月9日 | 厳しい現実 | |||
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曇りのち雨。7:55〜10:15。ツミは順調に思えた。実際に 雌は巣にいる時間が長く、卵の向きを変えるような仕草 が認められ、時期を考えても抱卵中ということが確実視 できた。雄もしっかりと獲物を採ってくる。昨日までの知見 の蓄積から、彼等の次の行動が予測できるようになって きた。観察圧に注意して、写真の撮影よりも観察に重 点を置くように切り替えた。獲物を持って戻ってきた雄の 調理、いつの間にか出巣し、それを受け取る雌。朝食は シジュウカラのようだ。悲劇はその後、起こった!いつもの ように巣材の枝折りのために低い場所に降りていた雄が 突然、すごい勢いでカラスにアタックした。いつの間にか巣 の近くの木の低い位置にカラスが一羽、無言で潜んでいたのだ。雌も加勢し、波状攻撃をかける。ツミに激しく威 嚇攻撃を受けたカラスはたじろぎながらも飛去せず、ツミ たちの徹底した連続攻撃にひるむことなく、徐々に巣に 近付き、ついに巣に侵入!貴重な卵を盗んでいってしま った!これは野生の営みであって人為的な関与は許さ れないと思って傍観に徹したが、何もツミの卵以外にいく らでも餌はあるだろ?と思った。ツミの繁殖を保護するた めにカラスを人間が撃退するのは間違いだと思うが、都 市のカラスを異常増殖させ、クレバーでふてぶてしい怪物 に育ててしまったのは人間である。その原因を考慮すれ ば、保護も検討して良いのかも知れない。 繁殖放棄せずに引き続き抱卵しているのを確認し、憂 鬱な気分で今日の観察を打ち切った。 |
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| 2004年05月8日 | 交尾多過ぎ! | |||
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高曇りのち晴れ。7:30〜17:35のほぼ10時間、一日中 がっちりと観察。おかげで、一日の行動パターン、意外 な生態などいろいろの事実が把握できた。獲物の調理 、雌への合図、餌の渡しかたなどなど。面白かったのは 、この日つがいの交尾はなんと7回にも達したのだった。 雄が若いのか、お盛んである。一番短い間隔では交尾 後数分で再び交尾するという励みぶりだった。面白いほ ど人(犬)怖じしないツミであるが、餌の受け渡し時や交 尾時はナイーブになり、観察圧が高まるように感じられ たので、状況に応じて距離を取るように心掛ける。幸い にもこの地では観られれば何でも構わないというウォッチ ャー、写真が撮れれば何をしても良いというマナー違反 で無責任なカメラマン、いずれの類もいない。自らの観 察圧に注意しながらじっくりと生態観察し、できれば無 事に雛を育て上げてもらい、近隣に迫る環境破壊の愚 行に釘を刺すための主役になってもらおうと考えている。 |
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| 2004年05月7日 | 今日も出勤前に観察 | |||
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高曇り。7:00〜8:30。雑木林に到着するまでにキビタキ のさえずりを聴き、エゾムシクイも未ださえずっており、カ ワセミの交尾を朝から見せつけられた。朝からコバルトブ ルーの鮮烈な瞬きを愉しむ。ツミたちはまたまた交尾し ていた。未だ産卵していないのだろうか?それとも、抱 卵中も交尾を繰り返すのか?周辺では最近になってオ ナガの声が目立ち、造巣の期待が膨らむ。カラスが多い ので、オナガとの連合軍が欲しいところなのだ。昨日は 眠かったが、前日の反省で昨晩は早く寝て、起床も昨 日よりもゆっくりだったので、楽だった。一定の睡眠時間 さえ確保すれば、早起きと現場までのウォーキングはむ しろ身体の活力になるようで、ちょっと忙しかった仕事を バシバシこなした一日だった。 |
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| 2004年05月6日 | 生態観察に取り組む | |||
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曇り。6:30〜8:20。連日のようにツミを観察してきたが、 連休も終わり、平日の仕事がやって来た。仕事は休め ない。それでも、観察は続けたい...早起きしかない、 という結論に達し、この脆弱で不利な環境でつがいのツ ミたちが今後どうなるかを最後まで見届けようと決心し た!そんなで急遽決まった継続観察初日の今日は、 決意の興奮もあり、目覚ましをかけた時間よりも早く眼 が覚めてしまい、4:30に起きた。出勤前の観察。近隣 ではエゾムシクイがさえずっていて、渡りの面白さを再確 認。ツミは枝折りし、生木で巣を補強することが判った。 その際、甘えたような一声を出しながら懸命に枝にぶら 下がり、枝折りする。たまに楓の枝を折ることがあり、も みじを持って飛翔する姿は、何だか風流な印象だ。雄 が盛んに巣材を運んでいた。未抱卵?交尾は2回確 認。 |
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| 2004年05月4日 | カイツブリも順調 | |||
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予報に反して、意外に悪くない天候だったので、ツミの 様子を観に行った。またまた新たな知見を得る。カイツ ブリの子育ても順調で、次々に雛が誕生しており、時 折、親鳥の身体から顔を覗かせている。この地のカイツ ブリは愛好家のみならず、散歩の人など普段野鳥に興 味を持たない人達をも魅了し、知らない人同志のコミュ ニケーションを媒介しており、とても意義があることだ。ア オダイショウの脅威を親鳥が排し、見事に孵った雛たち 。無事に巣立つ事を願う。 |
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| 2004年05月3日 | 交尾を観察 | |||
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早朝、天気が悪かったが、連休後半の明日、明後日と 予報が悪かったので、午後、薄日が差すのを見るともは や我慢ができず、雑木林へ繰り出した。その甲斐あって か、ツミの交尾を観察する事ができ、収穫だった。しかし ながら、この観察は序章に過ぎなかった... |
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| 2004年05月2日 | きらめくような一日 | |||
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連休2日目。昨日の暑さが遠い昔のように、少し凍える ような肌寒さの中、森へ出かけた。まもなく、薄手のフリ ースでも着てくれば良かったと後悔するが、エゾムシクイ のさえずりが聴こえると、そんな弱気はあっという間に吹っ 飛んだ。どんよりと曇って暗い朝だったので、シャッターは 押せずに新しい相棒は不満そうだったが、姿を確認でき たので持ち主としては大満足。オオルリ、キビタキはやは り見当たらず、声も聴けず、既に行ってしまったようだし 、もしかしたら、さえずらないだけで、すぐ目の前に未だ いるのかも知れない。自然観察には先入観を排除して 臨みたい。ツミは順調に巣を構築しており、デリケートな 時期なので、注意して離れた場所から、無事に雛を巣 立たせて欲しいと応援した。池で抱卵中だったカイツブ リの雛が孵化し、時折、親鳥の身体から顔を覗かせる 産まれたての雛と愛情を注ぐ親が実に微笑ましかった。 気の合う仲間と共にそんな充実した観察を堪能した後 、ペパカフェで昼からギネス生を呑み、この地の環境保 全について話をしたりして、連休という空っぽになれる時 間を楽しんだ。普段の土日はどうしても時間というもの を頭のどこかで意識せざるを得ないが、連休となると心 から空っぽになれる。今日もきらめくような一日だった。 |
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| 2004年05月1日 | 連休初日 | |||
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連休が始まった。さあ、新兵器の活躍だ!とばかり、郊 外のいろいろなフィールドを回った。しかし、なかなかシ ャッターが押せない。あれほど、ご近所で充実した観察 ができたことのしっぺ返しなのか、お目当てはことごとく惨 敗。フィールドはアロハシャツで歩いても暑く、さすがに 夏鳥も離れるだろう(^_^;という状況だったので、そういう 意味では納得できるかも。オナガが目立ち、初めて求 愛給餌のような場面を観た。口移しに餌を与えた後で 、つがいで絡みながら落下してゆく光景は神秘的な儀 式のような印象だった。キビタキやオオルリなど姿も声も 聴けなかったが、繁殖中の猛禽類をそっと観察できたし 、木陰の風は気持ち良かったし、あまり贅沢を言っては バチが当たるというもの。明日も、明後日も、力の限り 、自然観察を楽しみたい。 |
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