玉川上水 of birdimages.jp


なぜ、樹木を大伐採するのか?

玉川上水の樹木伐採について

 2010年11月から玉川上水で大規模な樹木の伐採が始まりました。事業主体は玉川上水の管理者である東京都水道局です。「生物多様性保全」時代に逆行するようなこの動きの理由はどこにあるのでしょうか。
小金井市の大伐採現場(小金井公園正門前から下流方向、関野橋まで)

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伐採の目的は?

 外環道延長問題、放射五号道路問題、裏高尾日影沢の「緊急雇用対策」伐採問題、小平の貴重な雑木林を踏みつぶす都道小平3・3・8号問題、西東京の東大農場を分断する都道3・4・9号問題など数々の環境問題を抱えている東京都が、今度は国際生物多様性年である2010年に玉川上水で樹木を大量に伐採しました。今後も伐採を続け、数年で合計約4,500本の落葉広葉樹を伐採する計画が進行しています。
 一体大規模伐採の目的は何なのでしょう?伐採現場のほか、東京都水道局のホームページにも何をしているかの説明はありますが、
LinkIcon東京都水道局玉川上水の設備保全ページ
無難なことをうわべだけしか説明しておらず、これでは市民への説明不足と言わざるを得ません。それ以前に水道局のホームページを見る市民がどれくらいいるかを考えると、情報告知は不足でしょう。

作業計画の詳細は?

 作業現場の看板や上記東京都水道局のホームページでは公開されていませんが(告知内容も不足しているわけです)、こちらに詳細な資料「玉川上水管理作業内容」があります。
LinkIcon玉川上水管理作業内容

pdfはサイズが大きいので、以下は資料の中でも伐採に関わる中流部に絞ってアップしてあります。
LinkIcon玉川上水管理作業内容(中流域=小平監視所~浅間橋)

そして、以下が伐採のスケジュールです(伐採についての説明、小金井桜復活事業についての説明もあります)。
LinkIcon玉川上水管理作業スケジュール

 この計画通りに進めば玉川上水の中流域(小平監視所~浅間橋)で合計9,500本(在来の落葉広葉樹4,500本、シュロ・アオキ・ヤツデ5,000本)の樹木が伐採されることになります。伐採は一気に進めるのではなく、複数年かけて間引くように進めるそうですが、そもそもこのように大きな環境改変を伴う事業について市民を交えた十分な議論はなされたのでしょうか。続きを読む

玉川上水伐採問題現地視察会

2010年12月25日土曜日

玉川上水の樹木を数年で約4,500本伐採するという東京都水道局の事業が、形式ばかりの地元説明会を終えるやいなや進められている。私は井の頭公園での毎日の観察と調査によって、玉川上水の植生が生物多様性保全上、重要な役割を担っていることを実感として認識している立場から、現場を観ておく必要を強く感じ、急遽現地視察会を企画、仲間に声をかけ、既に伐採が始まっている小平市、小金井市の玉川上水の状況を確認した。急な呼びかけにも関わらず、当日は三鷹環境市民連、久我山緑の散歩道、自然観察指導員東京連絡会、井の頭かんさつ会、井の頭バードリサーチなどから有志が集まり、12名で視察を行った。.

JTP101225_5111.JPG日頃から生物多様性保全に関心の高い有志12名で現地視察

JTP101225_5059.JPG小平地区の玉川上水はコナラ主体の雑木林が気持ち良く、人の生活と自然の一体感が伝わるJTP101225_5152.JPGシュロについては原則伐採、アオキ・ヤツデについては適度に伐採し、手入れすることが必要JTP101225_5207.JPG小金井桜並木にするために樹木が伐採された現場。名勝を再現するために他の樹木を全て伐採することは正しいことなのだろうか?